
筋トレの効果をもっと上げる器具ってある?
筋トレを継続していると、最初は順調に筋肉がついてきたのに、ある時から「成長が鈍ってきた…」「前よりパンプを感じにくくなってきた…」と感じることはありませんか?
それは筋肉が今の刺激に慣れてしまったサインかもしれません。
特に自宅トレーニーにとっては「高重量が扱えない」「刺激に変化をつけにくい」といった悩みも多く、限られた器具で工夫してトレーニング効果を最大化する必要がありますよね。
そんな時に出会ったのが、ファットグリップ(Fat Gripz)という筋トレサポートアイテムです。
ファットグリップは、ダンベルやバーベル、EZバーなどの持ち手を太くするだけのシンプルな器具。
でもこの“太さ”が、握力・前腕・上腕に一気に強い刺激を与えてくれて、低重量でもガッツリ効くようになり、僕自身も導入してすぐに「前腕に効いてる感覚がまるで違う!」と驚いたのを覚えています。
この記事では、ファットグリップの効果や使い方、選び方のポイントまでを詳しく解説していきます。
「腕をもっと太くしたい」「自宅での筋トレの効果を上げたい」と感じている方は、ぜひ参考にしてください!
- ファットグリップとは?
- ファットグリップの効果的な使い方
- ファットグリップの種類と選び方
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ファットグリップとは?

そもそもファットグリップって何?
ファットグリップ(Fat Gripz)は、名前の通りダンベルやバーベルなどの持ち手を太くするトレーニング器具です。
一見シンプルな器具に見えますが、これを使うことで握力や前腕、上腕に対してより大きな負荷がかかり、通常のトレーニング以上の効果を得ることが可能になります。
特に、自宅で限られた器具・重量しか使えないトレーニーにとっては、「低重量でもパンプできる革命的な器具」としておすすめです。
ファットグリップの主な特長
ファットグリップを装着すると、ダンベルやバーベルの持ち手が格段に太くなります。
たとえば通常のダンベルグリップの直径が約2.5〜3cmなのに対し、ファットグリップを装着することで4.5cm〜7cmにまで太くなります。
これは、素手で持ったときに「全然握り込めない!」と感じるほど。
そのため、自然と握力を強く使うことになり、前腕や上腕の筋肉がフル稼働します。

現行品と旧型の違い
僕が使っているのは旧型のファットグリップですが、現行モデルは旧型よりも若干短く設計されており、アジャスタブルダンベルにも対応しやすくなっています。
この改良によって、可変式ダンベルやEZバーなどにもピッタリ装着できるようになり、家庭用トレーニング環境における汎用性が大幅に向上しています。

耐久性と長期使用の安定性
ファットグリップは高密度の特殊なラバー素材でできており、耐久性が非常に高いのも特長。
落としたり押しつぶしたりしても劣化せず、裂けたり変形したりしにくい構造になっています。
実際、僕は2018年に購入して以来、週3〜4回の使用でもヘタリや滑りなどは一切なし。
メーカーも「半永久的に使える」と明言しており、コスパの面でも非常に優れた器具と言えます。
上腕・前腕に与える絶大な効果
ファットグリップを使ったトレーニングでは、通常のバーベルやダンベルでは得られない「握りにくさ」という新たな刺激が発生します。
これにより、バーを安定して支えるために前腕・上腕の筋肉が総動員されるため、トレーニング中の刺激が圧倒的に強くなります。
筋トレでは「強い刺激=筋肥大のトリガー」なので、いつもの種目でもより深い刺激とパンプ感を得ることができるのが大きな魅力です。
上腕と前腕を同時に鍛える
ファットグリップは、1つの種目で複数の筋肉群を効率的に鍛えることができる点でも優秀です。
たとえば、通常のアームカールでは上腕二頭筋への刺激がメインになりますが、ファットグリップを装着することで前腕(腕橈骨筋・手根屈筋など)にも強烈な刺激が入ります。
つまり、「種目を増やさずに鍛えられる部位を増やす」ことができる時短・高効率トレーニングが可能になるということです。

二頭筋は育ってきたけど前腕が細いと悩んでいる方には、ファットグリップは効果絶大!
低重量でもしっかり刺激が入る
ファットグリップの効果は高重量トレーニングでなくても十分に発揮されます。
なぜなら、持ち手が太くなることでグリップが不安定になり、筋肉がその安定性を補おうとして常に緊張状態になるからです。
このため、軽めのダンベルでも“効かせるトレーニング”が可能で、筋肉への負荷が強く短時間でパンプ感を得られるようになります。
これは特に自宅トレーニーにとって大きなメリットで、「器具は限られているけど、もっと筋肉に効かせたい」という場面において、ファットグリップは救世主的存在といえます。

ファットグリップは、自宅トレーニーにとっての高負荷再現装置!
ファットグリップの効果的な使い方

ファットグリップの効果のある使い方は?
ファットグリップは、使い方次第で筋肥大効率が大きく変わる筋トレアイテムです。
ここでは、僕自身が実際に試して効果を実感した使用法と、初心者の方にもおすすめのトレーニング種目を紹介します。

ダンベルやバーベル・EZバーに装着してカール系種目で使用
アームカール(EZバー or ストレートバー)
EZバーにファットグリップを装着してアームカールを行うと、通常よりも前腕・上腕に強烈な刺激が入ります。
特に、前腕の内側(尺側手根屈筋、橈側手根屈筋、長掌筋)への負荷が大きくなり、「腕全体で重量を支えている」という感覚が明確に得られるのが特徴です。
握り込むのが難しくなる分、動作中はフォームの安定性が求められ、普段よりもゆっくりとした丁寧な動作が必要になります。

結果として筋肉への意識が高まり、パンプ感も格段にアップ!
高重量でなくても、低〜中重量でも十分に効かせることができるため、関節にやさしく、特に自宅トレやケガのリスクを避けたい人にもおすすめです。
ダンベルハンマーカール
ファットグリップをダンベルに装着してハンマーカールを行うと、上腕筋や腕橈骨筋に対する刺激が格段に高まります。
持ち手が太くなることで握力の関与が強まり、通常よりも強く握り込む必要があるため、前腕から肘周り、上腕まで腕全体を使っている感覚が得られます。
その結果、低重量でもしっかりとした負荷がかかり筋肉のパンプ感も強烈。
関節への負担も軽減されるため、フォームを崩さずに集中して鍛えられるのが大きなメリットです。
特に上腕二頭筋・三頭筋に比べて前腕の発達が遅れている人にとって、ハンマーカール × ファットグリップの組み合わせは相性抜群と言えるでしょう。

ハンマーカールについては以下のリンクをチェックしてね!

プッシュ系の筋トレ種目にも効果的
ファットグリップは、ベンチプレスやオーバーヘッドプレスといった“押す動作”(プッシュ系)にも効果を発揮します。
持ち手が太くなることで、手のひら全体でバーベルやダンベルをしっかり支えられるようになり、押し上げ動作の安定性が向上。

その結果、動作中にフォームがブレにくくなります!
これは単なる補助筋の関与ではなく、全身で力を発揮するための神経系への刺激としても有効です。
僕自身も、バーベルにファットグリップを装着し、通常より少し軽めの中重量ベンチプレスをするのがお気に入りです。
この方法だと大胸筋へのストレッチを強く感じられ、パンプ感も抜群。
さらに、グリップが太いことで筋肉への負荷が分散されやすく、肩や肘へのストレスも軽減されているのを実感しています。
ただし、持ち手が太くなることで握り込みが甘くなりやすいため、バーやダンベルの落下には要注意。
重さよりもまずは安全性と安定感を優先し、無理のない範囲で導入してみてください。
ファットグリップの種類と選び方

ファットグリップって種類が色々あるの?
ファットグリップにはいくつか種類があり、手の大きさ・握力・筋トレ歴や目的に合わせて選ぶのがポイントです。
ここでは、代表的な3種類をわかりやすく紹介します。
ファットグリップズ プロ(青)
- 外径:約5.7cm
- 対象:標準的な手のサイズ・握力の方に最適
ファットグリップの中でも最もスタンダードで人気の高いモデルです。
太さ・重さ・握りやすさのバランスが良く初心者から中級者まで幅広く対応できるため、このタイプを選んでおけば間違いありません。

迷ったらこの青色を選べばOK!
ファットグリップズ ワン(黒またはピンク)
- 外径:約4.5cm(やや細め)
- 対象:手が小さい方、握力に不安がある方、女性トレーニー
やや細身で握りやすく、握力がそこまで強くない方でも無理なく使える設計。
それでいて十分な刺激が得られるため、「扱いやすさと効果のバランス」を重視したい方におすすめです。
ファットグリップズ エクストリーム(オレンジ)
- 外径:約7cm(最も太い)
- 対象:握力に自信がある人・より高強度の刺激を求める上級者
名前の通り、“極太”設計のエクストリームモデル。
握りにくさが格段に増すため、通常のモデルでは物足りない中〜上級者向けで最初の1本にはあまり向きません。

青色をしばらく使って物足りなくなったら検討するくらいがベスト!
まとめ「ファットグリップは腕を太くしたい人に一度は試してほしいアイテム」
上腕二頭筋をダンベルカールやEZバーカールで鍛えていくと、上腕二頭筋は比較的順調に太くなっていきます。
しかし僕の場合、リストカールなどを追加してみても前腕だけがなかなか太くならず、腕全体のバランスの悪さにずっとモヤモヤしていました。
だからこそ、前腕がバチバチに発達している肉体労働の人たちを見ると本当に羨ましかったんです。
そんな時、たまたま見かけて軽い気持ちで導入したのがファットグリップでした。
最初は「ちょっと面白そうだな」くらいの軽い気持ちで導入したのですが、これが想像以上に前腕に効く!
驚いたのは、意識しなくても自然と前腕に負荷がかかる点。
そして低重量でもパンプ感がしっかり得られるため、自宅トレーニーには本当にありがたい存在です。
- 上腕は成長してきたけど前腕が細くて悩んでいる人
- 自宅トレ中心で重いダンベルが用意できない人
- 握力やグリップ力も鍛えたい人
- 普段のトレーニングに新しい刺激を加えたい人
ファットグリップは、そんなあなたの筋トレを一段階レベルアップさせてくれるおすすめの筋トレアイテムです。
ぜひ一度、ファットグリップを試してみてください。
その効果に、きっと驚くはずです。