フラットベンチとインクラインベンチってどっちの方がオススメ?
自宅で筋トレするなら1台は持っておきたいトレーニングベンチ。
ダンベルとセットで揃えても良いほど重要な筋トレ器具だと思います。
そんなトレーニングベンチの購入にあたり、フラットベンチとインクラインベンチのどちらが適しているか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
私も優柔不断な性格から、結局両方を購入してしまいましたが、その経験からそれぞれのメリット・デメリットを見つけることができました。
この記事では、トレーニングベンチの購入を検討している筋トレ初心者の方に向けて、フラットベンチとインクラインベンチの違いやそれぞれのメリット・デメリットについて、僕自身の経験をもとに解説していきたいと思います。
- フラットベンチは高重量種目で特に重宝
- インクラインベンチは全身を満遍なくボディメイク
- ベンチ本体の重量・耐荷重・調節角度に要注意
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フラットベンチとインクラインベンチの違いについて
フラットベンチとインクラインベンチの違いは?
フラットベンチとインクラインベンチを比較するとまず見た目の違いが目につきますが、構造や価格、そして筋トレでの使い勝手など、意外と多くの相違点が存在します。
ここでは、フラットベンチとインクラインベンチそれぞれの違いや特徴について解説していきます。
フラットベンチ:安定感と汎用性が魅力
フラットベンチは、シートが水平になっているトレーニングベンチで、特にベンチプレスなどの高重量を扱う筋トレ種目において重宝されます。その頑丈さと安定感は、初心者から上級者まで幅広く愛用される理由の一つです。
また、シンプルな構造のため比較的安く購入できるのも嬉しいポイントで、初心者から上級者まで愛用者の非常に多いトレーニング器具です。
インクラインベンチと比較すると、シートの角度を調整できないため、トレーニングのバリエーションは少なくなりますが、扱う重量や工夫次第では十分過ぎるほどトレーニングの役割を果たしてくれます。
特に、バーベルを使用した高重量トレーニングを検討している場合にはフラットベンチが最適です。その安定感と汎用性により、トレーニング効果を最大限に引き出すことができます。
重量を増やしたい方にはフラットベンチがオススメ!
インクラインベンチ:バリエーション豊かな筋トレへの道
インクラインベンチは、シートの角度を調整できるトレーニングベンチで、様々な角度で筋トレを行えるため全身をバランスよく鍛えられます。
高機能であるが故に、高品質なものはフラットベンチよりも価格が高くなる傾向がありますが、ダンベルを主体としたトレーニングやトレーニングのバリエーションを広げたい方には、インクラインベンチを選ぶことで損はないかと思います。
フラットベンチと同様、水平でも使用可能!
フラットベンチとインクラインベンチを購入する際のポイント
ベンチを買う時の注意点は?
フラットベンチとインクラインベンチのどちらもたくさんのメーカーから商品が出ていて、価格やスペックもピンキリのためどれを買えば良いか悩んでいる人も多いかと思います。
そこでトレーニングベンチを購入する際に確認してほしいポイントをまとめましたので、ぜひ購入の参考にしてみてください。
- 耐荷重は最低でも200kg以上
- ベンチ本体の重量が重いものがオススメ
- インクラインベンチは角度調節のバリエーションを要確認
耐荷重は最低でも200kg以上
まず最初にトレーニングベンチの耐荷重の記載を必ず確認しましょう。
トレーニングベンチにおける耐荷重とはご自身の体重・ダンベル等の合計重量に耐えられるおおよその数値を指しますが、耐荷重ギリギリの重量で筋トレをしてしまうとベンチがガタついて安定感を保ちにくくなったりして危険なため、特に高重量を扱う場合には注意が必要です。
目安としては体重・使用するダンベルの最大重量に50~60kgを加えた数値の中で条件に合う商品がオススメで、
ダンベルメインで筋トレをしている人は耐荷重200kg前後、ベンチプレス等の高重量トレーニングも視野に入れている場合は耐荷重300kgのベンチから選ぶようにすると長く使用できると思います。
ベンチを買うならお金をかけて少しでも高品質なものを!
ベンチ本体の重量が重いものがオススメ
次にトレーニングベンチ本体の重量も確認してください。
主にインクラインベンチで筋トレをする際に起きやすい現象なんですが、
軽いベンチの場合、中~高重量のダンベルを足を使ってスタートポジションまで持ち上げる(オンザニー)時に、持ち上げる反動に負けてしまい後ろに滑ることがあります。
垂直に力が働くフラットベンチとは異なり、
インクラインベンチでは後方に力が働くためです。
これはベンチの下にマットを敷く等で多少の対策は可能ですが、
体を支える本来の役割が果たされておらず、特に扱う重量が重くなるほどリスクが増えるため注意が必要です。
ちなみに自宅では30kg以上のダンベルなど高重量を扱う予定がない人の場合は15kg前後のフラットベンチ、または20kg前後のインクラインベンチにマットを敷く形で十分適応できるかと思います。
インクラインベンチは角度調節のバリエーションを要確認
インクラインベンチを購入予定の場合はシートの角度調節のバリエーションを確認しておきましょう。
僕は普段から4段階で調節できるインクラインベンチを使っているですが、ジムで高機能なものを使った後だと少し物足りなさを感じてしまいました。
自宅での筋トレメイン、且つインクラインベンチを使うのが初めての場合はあまり気にしなくても良い部分かも知れませんが、日常的にジムでトレーニングをしている人やそれと同等のインクラインベンチを探している人は細かく角度調節ができるものがオススメです。
まとめ「筋トレのスタイルに合わせたベンチ選びを」
フラットベンチはファイティングロードのフラットベンチPRO、インクラインベンチはリーディングエッジのインクラインベンチを普段から自宅で使っていて、特にフラットベンチに関しては2013年に購入してからずっと使い続けていますが今でも現役バリバリで活躍してくれています。
また、この二つのベンチを比較してさらに細かい補足をしますと、ベンチの高さが商品やメーカーによって異なることにも注意が必要です。(ファイティングロードの方が高く、リーディングエッジの方が低い)
身長179cmの僕的にはフラットな状態で使う場合は高めの方が使いやすいかなといった印象でした。
もし予算に余裕がある場合は高スペックのインクラインベンチを1台買うのでOKかと思いますが、少しでもベンチ選びの参考になれば嬉しいです。