フィッシュオイル vs クリルオイル vs アマニ油!筋トレ効果と選び方を解説【オメガ3脂肪酸・健康・初心者向け】

フィッシュオイル vs クリルオイル vs アマニ油!筋トレ効果と選び方を解説【オメガ3脂肪酸・健康・初心者向け】
筋トレ一年生

オメガ3のサプリって何を選べばいいの?

オメガ3脂肪酸は健康維持に役立つ栄養素として注目される一方で、筋トレやパフォーマンス向上にも良い影響を与えると言われています。

とはいえ、フィッシュオイル、クリルオイル、アマニ油など多くの種類がある中で、種類が多くて何を選べば良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか?

僕自身、長い間フィッシュオイルを継続的に摂取してきましたが、それぞれの種類にはメリットやデメリットがあり、自分の目的やライフスタイルに合ったものを選ぶことが何より大切だと感じています。

ここでは、筋トレ効果や健康維持を目指す方に向けて、これら3つのオメガ3サプリを比較し、あなたに最適な選択肢が見つかるようわかりやすく解説していきます。

この記事の内容
  • フィッシュオイル・クリルオイル・アマニ油の特徴と効果を徹底解説
  • 低重量か筋トレ効果を高めるためのオメガ3脂肪酸の選び方
  • 過剰摂取を避けるための注意点と適切な摂取量の目安

この記事を書いている人

目次

オメガ3の筋トレにおける効果と健康メリット

筋トレ一年生

そもそもオメガ3はどんな効果があるの?

オメガ3脂肪酸は健康に良い栄養素として広く知られていますが、実は筋トレをする人にとっても欠かせない存在です。

毎日のトレーニングを支え、体づくりのサポートをしてくれるオメガ3。
筋トレの効果を高めたい人健康を維持しながら効率よく体を鍛えたい人にとって、知っておいて損はありません。

ここでは、オメガ3が筋トレにどう役立つのか?さらに健康維持の観点からもそのメリットを解説します。

オメガ3の筋トレにおける効果と健康メリット
提供:pixabay

オメガ3の基本的な健康効果

まずは、オメガ3脂肪酸が健康全般に与える良い影響を解説します。
これらの効果は筋トレを行う人だけでなく、日常生活での健康維持にも役立つポイントです。

心血管の健康維持

オメガ3脂肪酸は、動脈硬化や高血圧といった心血管系の病気のリスクを減らす働きがあります。

特に、オメガ3に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)EPA(エイコサペンタエン酸)は以下のような効果をもたらします。

  • 血管の柔軟性を保ち、血液をサラサラにする

オメガ3脂肪酸は、血液の流れをスムーズにする重要な役割を果たします。
中でも注目すべきは、血小板が固まりすぎるのを防ぐ効果です。

血小板は、血管が傷ついたときに傷口をふさぐ役割があります。
しかし、固まりすぎると血栓(血のかたまり)を作り、血管を詰まらせる原因になることがあります。

ここで活躍するのが、オメガ3脂肪酸の一種であるEPA(エイコサペンタエン酸)です。

EPA(エイコサペンタエン酸)はこの血小板の過剰な凝集を抑え、血栓ができるリスクを減らします。
その結果、血液がサラサラになり血管の健康が保たれます。

また、DHA(ドコサヘキサエン酸)は血管の内壁を柔らかくする効果があり、血管の柔軟性を保ちます。
血管が柔らかいと血液が流れやすくなり、血圧の安定にもつながります。

血管が柔軟で血液がスムーズに流れることで、全身に酸素と栄養が効率的に供給され、健康的で活動的な生活をサポートします。

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血流が良くなることで十分な酸素と栄養が供給されます!

  • 中性脂肪の低下

オメガ3脂肪酸には、血液中の中性脂肪を減らす効果があります。

これにより動脈硬化のリスクを下げることができます。

中性脂肪が多いと、血管内に脂肪がたまり血液の流れが悪くなります。
この状態が続くと、動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳卒中などの病気のリスクが高まります。

オメガ3脂肪酸のEPAやDHAには中性脂肪を分解する働きがあり、血液中の脂肪を減らします。

その結果、血液の流れが改善され動脈硬化や心血管疾患のリスクを軽減することができます。

脳の健康サポート

オメガ3脂肪酸には記憶力や集中力を高める効果があり、ストレスの軽減や気分の安定にも役立ちます。

  • 認知機能の向上

オメガ3脂肪酸に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳にとってとても大切な成分です。

DHAは脳細胞の一部を構成しており、神経伝達がスムーズに行われるようサポートします。
これにより記憶力や学習能力、注意力が向上することが期待されます。

また、オメガ3脂肪酸は脳の柔軟性を保つ働きもあり、年齢とともに低下しがちな認知機能を守る手助けをしてくれます。

  • ストレス軽減

オメガ3脂肪酸は、ストレスを引き起こすホルモンであるコルチゾールの分泌を抑える働きがあるとされています。

コルチゾールが過剰になると心身に負担をかけることがありますが、オメガ3脂肪酸はそのバランスを整え、ストレスを和らげる助けになります。

さらに、神経系を安定させる効果があり心の健康を保つのに役立ちます。
その結果、ストレスの感じ方が和らぐことが期待されます。

  • うつ症状の緩和

オメガ3脂肪酸は、うつ症状の改善にも効果があるとされています。

DHAやEPAは、気分や感情をコントロールするセロトニンやドーパミンといった脳内物質の生成を助けます。
これらの物質のバランスが整うことで、うつ症状が軽くなる可能性があります。

抗炎症作用と関節の健康

オメガ3脂肪酸には体内の炎症を抑える働きがあり、関節の健康維持にも役立ちます。
特に、関節炎や関節の痛みなどを改善する効果が期待されています。

  • 炎症を抑える働き

関節の痛みや腫れは、多くの場合、炎症が原因で起こります。

オメガ3脂肪酸に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)には、炎症を引き起こす物質の生成を抑える作用があり、これにより痛みや腫れを軽減する助けとなります。

例えば、関節リウマチなどの慢性的な関節疾患を持つ人々において、オメガ3脂肪酸を摂取することで症状が和らぐとされています。

  • 関節の動きをサポート

炎症が抑えられることで、関節の可動域が改善し動きがスムーズになることが期待されます。
その結果、日常生活の中での動作が楽になり、活動的な生活を続けやすくなるでしょう。

  • 食事からの摂取

オメガ3脂肪酸を豊富に含む食品(たとえば、サバやイワシ、サケといった青魚や亜麻仁油、チアシードなど)を取り入れることで、関節の健康をサポートすることができます。

また、オメガ3脂肪酸のサプリメントも手軽な摂取方法のひとつです。

免疫力を高める

オメガ3脂肪酸には、免疫力をサポートする重要な役割があります。
特に、DHAやEPAは免疫細胞(白血球やマクロファージなど)の働きを助け、体を外部からのウイルスや細菌から守る力を強化します。

  • 感染症の予防と早期回復

免疫細胞が活性化することで、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなります。
さらに、病気にかかった場合でも早く回復する助けになります。

  • 免疫のバランスを調整

オメガ3は、免疫の過剰な反応を抑える働きも持っています。
免疫が過剰に働くと体内で炎症が起こり、アレルギーや自己免疫疾患の原因となることがありますが、オメガ3はそのバランスを整えて炎症を和らげます。

筋トレにおけるオメガ3の効果

筋トレをする人にとって、オメガ3脂肪酸は筋肉の成長や体のコンディションを整える上で見逃せない栄養素です。

ここでは、筋トレにおけるオメガ3の具体的な効果をわかりやすく解説します。

筋肉の回復を促進

筋トレをすると筋繊維が傷つき、その修復過程で筋肉が強く成長していきます。
しかし、このダメージが原因で筋肉痛や炎症が生じるため適切なケアが欠かせません。

そこでオメガ3脂肪酸の抗炎症作用が大いに役立ちます。
オメガ3は筋肉細胞の炎症を抑え傷ついた筋繊維の修復を助けるため、筋トレ後の痛みや腫れを軽減し回復を早める効果が期待できます。

これにより、トレーニングの頻度を無理なく増やすことができ、効率よく筋力アップを目指せます。

また、オメガ3は筋肉への栄養供給を改善し、トレーニング中のパフォーマンス向上にもつながります。

筋力アップのサポート

筋肉を成長させるためには、筋トレ後に筋肉がタンパク質を効率的に取り込むことが重要です。

この過程をタンパク質合成と呼びますが、オメガ3脂肪酸はこのタンパク質合成をサポートする働きがあります。
オメガ3脂肪酸はこのタンパク質合成をサポートし、さらにインスリンというホルモンの働きを助けます。

インスリンは食事で摂った栄養素を筋肉に届ける重要な役割を果たしますが、オメガ3がインスリンの働きを強化することで、筋肉が必要な栄養を効率よく取り込むようになります。

結果として、筋トレ後の回復がスムーズになり、筋肉の成長が促進されます。

脂肪燃焼効果

オメガ3脂肪酸には基礎代謝を高める効果があります。

基礎代謝が上がると、普段の生活や運動中に消費するカロリーが増え体脂肪が燃焼しやすくなります。

また、オメガ3は脂肪燃焼を促進するだけでなく、筋肉量を増やす働きもあります。

筋肉量が増えると基礎代謝がさらに向上し、脂肪燃焼が加速します。
筋トレとオメガ3を組み合わせることで、筋肉を増やしながら体脂肪を減らす引き締め効果を高めることができます。

フィッシュオイル・クリルオイル・アマニ油の選び方

筋トレ一年生

どれを選べば良いの?

オメガ3脂肪酸は健康維持や筋トレの効果を高める栄養素として注目されていますが、毎日無理なく摂り続けるためには、自分の目的やライフスタイルに合ったオイルを選ぶことが大切です。

ここでは、オメガ3を豊富に含むフィッシュオイル・クリルオイル・アマニ油の特徴やそれぞれの違いを詳しく解説します。

フィッシュオイル・クリルオイル・アマニ油の選び方
提供:pixabay

フィッシュオイル(EPA・DHAを豊富に含む)

フィッシュオイルは、サバやイワシ、サケなどの青魚から抽出されたオメガ3脂肪酸を含む健康補助食品で、EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富です。

魚を食べる習慣が少ない方にオススメ

魚を調理する手間や匂い、味が苦手で魚を日常的に食べるのが難しい方には、フィッシュオイルのサプリメントがオススメです。

カプセルタイプが主流で魚特有の匂いや味が抑えられているため、魚が苦手な方でも無理なく取り入れられます。

さらに、価格が比較的安価で手に入れやすく継続しやすいのも魅力です。

酸化しやすいので保存環境と使用期限に注意!

DHAやEPAは酸化しやすいため、適切な保存が必要です。

酸化したフィッシュオイルは品質が低下するだけでなく、活性酸素を発生させ、体内の細胞にダメージを与えるリスクがあります。

フィッシュオイルを保存する際には直射日光を避け、涼しい場所で保管してください。
特に夏場は冷蔵庫で保管すると劣化を防ぎやすくなります。

また、開封後は空気中の酸素と接触することで劣化が進むため、使用後にはボトルや容器のフタをしっかり閉めることが大切です。

さらに、使用期限を守ることも非常に重要です。
期限切れの製品は酸化が進んでいる可能性が高いため、早めに使い切るようにしましょう。

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上記の理由からまとめ買いはオススメしません!

クリルオイル(吸収率が高く酸化しにくい)

クリルオイルは、南極海に生息するオキアミ(クリル)から抽出されたオメガ3脂肪酸を含む健康補助食品です。

抗酸化成分が豊富で酸化しにくい

クリルオイルには天然の抗酸化成分であるアスタキサンチンが豊富に含まれており、この成分がオイルの酸化を防ぎます

そのため、フィッシュオイルよりも酸化しにくく保存中の品質劣化が起こりにくいのが特徴です。

さらに、クリルオイルに含まれるオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)は、リン脂質の形で存在しており、体に吸収されやすい点も大きなメリットです。

このため、少量でも効率よく体内に吸収され十分な効果が期待できます。

甲殻類アレルギーの方は注意!

クリルオイルはオキアミ(甲殻類)由来のため、甲殻類アレルギーがある方は摂取を避ける必要があります。

甲殻類アレルギーの症状には、皮膚のかゆみや発疹、呼吸困難、腹痛などがありますが、場合によってはアナフィラキシーと呼ばれる重篤なアレルギー反応を引き起こす可能性もあります。

クリルオイルを試してみたい場合は、まず医師や専門家に相談することをオススメします。
また、購入前に製品ラベルをしっかり確認し、アレルギーに関する注意書きや原材料の情報をチェックしましょう。

特に「甲殻類由来」や「アレルギーを引き起こす可能性がある」といった記載がある場合は避けた方が無難です。

アレルギーのリスクがある場合は、フィッシュオイルなど他の代替品を検討するのも良い選択肢です。

体の健康を守るためにも、慎重な選択を心がけましょう。

アマニ油(植物性オメガ3・ALAを豊富に含む)

アマニ油は亜麻(フラックス)の種子から抽出される植物性の油で、健康に役立つ栄養素を多く含んでいます。

α-リノレン酸を含む植物由来のオメガ3脂肪酸

アマニ油の最大の特徴は、オメガ3脂肪酸の一種である ALA(α-リノレン酸) を豊富に含んでいる点です。

ALAは、体内で一部が EPADHA に変換されるため、魚をあまり食べない方や植物由来の栄養素を積極的に取り入れたい方にとって、アマニ油はオメガ3の貴重な摂取源となります。

ただし、ALAがEPAやDHAに変換される効率はあまり高くないため、フィッシュオイルなどEPAやDHAを直接摂取できるオイルと組み合わせて使用することで、さらに健康効果が期待できます。

  • リーズナブルで手軽に摂取しやすい

アマニ油はサプリメントとして摂取する方法もありますが、食事にかける形で取り入れるとリーズナブルで手軽です。

サラダやヨーグルトにかけたり、スムージーに混ぜたりするだけで簡単に摂取できるため、毎日の食事に無理なく取り入れられます。

価格面でもサプリメントに比べてコストを抑えやすい点が魅力です。

熱に弱いので加熱調理には不向き

アマニ油は熱に弱いため、 加熱調理には適していません
そのため、加熱調理には不向きであり、高温にさらすと栄養価が失われる可能性があります。

高温にさらすと栄養価が失われるだけでなく風味が変わる場合もあるため、アマニ油を使用する際には非加熱の料理や仕上げ用途がオススメです。

筋トレ一年生

高温って具体的には何度ぐらい?

アマニ油は60℃以下の温度であれば栄養価が損なわれにくいとされています。

例えば、少し冷ましたコーヒーやお茶、お味噌汁に加えるのは問題ありませんが、熱湯の状態で直接加えるのは避けたほうが良いです。

過剰摂取に注意!

フィッシュオイル・クリルオイル・アマニ油はどれもオメガ3脂肪酸を含み健康に役立つ優れた食品ですが、それぞれ過剰摂取には注意が必要です。

フィッシュオイルの過剰摂取

フィッシュオイルに含まれるEPAやDHAは、血液をサラサラにする効果があります。
しかし、過剰に摂取すると出血しやすくなる 可能性があるため注意が必要です。

目安量:1日あたり1,000〜2,000mg程度

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特に血液をサラサラにする薬を服用している方は医師や専門家に相談してください。

クリルオイルの過剰摂取

クリルオイルは栄養価が高い反面、消化器官に負担をかける場合 があります。
過剰摂取すると胃もたれや下痢などを引き起こすことがあるため、1日の目安量を守りましょう。

目安量:1日あたり500〜1,000mg程度

アマニ油の過剰摂取

アマニ油は植物性オメガ3脂肪酸(ALA)を多く含みますが、過剰に摂取すると消化不良や下痢の原因 となることがあります。

また、摂取量が増えることでカロリー過多になり、体重管理に影響を与える場合もあるため注意してください。

目安量:1日あたり小さじ1〜2杯(5〜10ml)程度

これらのオイルは適量を守ることで、健康効果を最大限に引き出せます。
食事内容やライフスタイルに合わせて調整し、過剰摂取を避けるよう心がけましょう。

まとめ「自分に合った継続して摂取できるオメガ3サプリを選ぼう」

僕自身、今となってはなるべくバランスの良い食事を心がけていますが、筋トレを始めたばかりの頃は、健康を意識するどころか、「とにかく肉とプロテインでタンパク質を摂る」ことしか考えていませんでした。

今回ご紹介したオメガ3脂肪酸は体内で生成できない必須脂肪酸であり、日頃の食事から摂取する必要がある栄養素です。

普段の食事で十分に必要量を摂取できている場合には無理にサプリメントに頼る必要はありませんが、食事だけで補うのが難しい場合や、不足を感じる場合には、ぜひサプリメントの活用を検討してみてください。

この記事を通じて、フィッシュオイル・クリルオイル・アマニ油それぞれの特性を理解し、上手に取り入れるきっかけになれば幸いです。

ぜひ、自分に合ったオメガ3サプリや食品を選んで、日々の健康をサポートしてください!

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