久しぶりの筋トレ復帰ガイド!ブランク明けの重量設定とセットの組み方【筋肥大・ケガ防止・習慣化】

【筋肥大・ケガ防止・習慣化】久しぶりの筋トレ復帰ガイド!ブランク明けの重量設定とセットの組み方
筋トレ一年生

久しぶりに筋トレ再開しようと思ってるんだよね。

筋トレをしばらく休んでいたけれど、「そろそろ再開しようかな」と思っている方も多いのではないでしょうか?

僕自身、仕事が忙しくて筋トレの時間が取れなかったり、モチベーションが下がって長期間お休みしてしまったことが何度もあります。

しかし、そのたびに再開を繰り返す中で、ブランク明けの筋トレをスムーズに始めるコツや継続するための工夫が少しずつわかってきました。

ここでは、久しぶりの筋トレを無理なく再開するための重量設定やセットの組み方、習慣化のポイントを紹介します。

この記事の内容
  • マッスルメモリーの仕組みとは?
  • ブランク明けの体に起こる変化
  • 再開時の筋トレにオススメの重量設定とセットの組み方
  • 無理なく継続するための習慣化テクニック

この記事を書いている人

目次

久しぶりに筋トレを再開する時に気をつけたいこと

筋トレ一年生

久しぶりに筋トレ再開するけど、早く筋肉を戻したい。

筋トレをしばらく休んでいた後に再開すると、ついつい「以前のように早く筋肉を戻したい」と焦ってしまうことが多いですよね。

しかし、再開時に無理をしてしまうとケガのリスクが高まるだけでなく、筋肉の疲労が蓄積してしまい、結果的にトレーニングが長続きしない原因にもなりかねません。

ここでは、ブランク明けに筋トレを再開する際に気をつけるべきポイントを紹介します。

無理なく安全にトレーニングを再開し、長期的に続けていくためのコツを押さえておきましょう。

久しぶりに筋トレを再開する時に気をつけたいこと
提供:pixabay

マッスルメモリーは存在するのか?

筋トレをしばらく休んだ後、「以前のように筋肉が戻りやすいのか?」と疑問に思う人もいるかもしれません。

その時に注目すべき現象が「マッスルメモリー」です。

マッスルメモリーとは、筋肉が過去のトレーニングで成長した記憶を保持しており、再びトレーニングを始めると比較的早く元の筋肉の状態に戻りやすくなる仕組みのことです。

科学的根拠は?

マッスルメモリーの科学的な根拠は、筋肉細胞内の「細胞核」にあります。

筋肉細胞の中には複数の細胞核があり、これらは筋肉の成長に重要な役割を果たしています。

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筋トレを続けることで、細胞核が増え筋肉が成長していく!

面白いのは、たとえ筋トレを休んで筋肉が縮んだり筋肉量が減ったとしても、細胞核の数は減少しないという点です。
そのため、筋トレを再開すると筋肉は以前より早く成長を始めることができるというわけです。

これが「マッスルメモリー」のメカニズムです。

ブランクにより関節や腱が弱っている可能性

筋トレをしばらく休んでいた場合、筋肉だけでなく関節や腱(けん)もトレーニングから遠ざかっていた状態になります。

筋肉はマッスルメモリーのおかげで比較的スムーズに元の状態へ戻りやすいのですが、関節や腱はそうはいきません。

関節や腱は筋肉に比べて血流が少なく、回復スピードも遅め。
そのため再開初期は、筋力の回復よりも関節や腱を運動に慣れさせることを優先したほうが、安全かつ効果的です。

特に関節や腱は、以下のようなケガに注意が必要です。

  • 肩やひざの関節(プレス系・スクワットで負担が集中)
  • 肘や手首の腱(ベンチプレス・デッドリフトで腱鞘炎に注意)
  • アキレス腱や腰まわり(ランジ・デッドリフトでダメージが蓄積しやすい)

なぜブランク明けは関節や腱が弱いのか?

筋肉と違い、関節や腱は「日常動作の中で鍛えにくい」部位です。
歩いたり軽く腕を動かしたりする程度では十分な強度を得られず、トレーニングの刺激によって少しずつ強度を増していく性質があります。

ブランク中はこの刺激が途絶えるため、筋力の割に関節の支えが弱くなり「アンバランスな状態」に。
その状態で急に以前のような重量を扱うと、支える側の関節や腱が追いつかず、結果としてケガを招きやすくなります。

kth6

無理せず丁寧なトレーニングを心がけましょう!

久しぶりに筋トレを再開する時の重量設定・セットの組み方

筋トレ一年生

久しぶりの筋トレ、前みたいにできるかな…。

筋トレを久しぶりに再開する時、つい「前と同じメニューでやれるだろう」と思ってしまいがちです。

しかし、ブランク明けは筋肉だけでなく関節や腱もトレーニングに対しデリケートな状態。
無理をするとケガにつながり、かえって筋トレの継続を妨げてしまいます。

安全かつ効率よく体を慣らしていくには、段階的な負荷設定と適切なボリューム管理がカギになります。

ここでは、ブランク明けにオススメの重量設定の目安セットの組み方を紹介します。

久しぶりに筋トレを再開する時の重量設定・セットの組み方
提供:pixabay

重量設定の目安は「以前の50〜70%」から

筋トレ再開時、「意外と前と同じ重量でいけるかも」と思ってしまうこと、ありますよね。

しかし、ブランク中は筋肉の出力や連動性、関節・腱の耐性も低下していることが多いため、いきなり以前の重量でトレーニングをするとケガのリスクが高まります。

そこでオススメなのが以前扱っていた重量の50〜70%から再スタートする方法です。

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例えばベンチプレスで60kgを扱っていたなら、30〜42kgが目安!

この範囲でトレーニングすることで、以下のようなメリットが得られます。

  • フォームの再確認がしやすい

軽めの重量ならフォームや動作の感覚に集中する余裕が生まれます。
ブランク明けは筋力以上にフォームが崩れがちなので、動作を丁寧に見直すには絶好のタイミングです。

  • 関節や腱への刺激をコントロールできる

筋肉はマッスルメモリーで比較的すぐ戻ってきますが、関節や腱は回復に時間がかかります。
軽めの重量にすることで、急激な負荷がかからず炎症や違和感のリスクを最小限に抑えることができます。

  • 「キツすぎない強度」でトレーニングの習慣を作りやすい

いきなり頑張りすぎて筋肉痛がひどくなったり疲労が残りすぎると、次のトレーニングに足が向かなくなることも。
50〜70%の強度ならちょうどよくやり切れる感覚を味わえるため、モチベーションも保ちやすくなります。

kth6

慣らし期間と割り切って、感覚とフォームの回復に集中!

セット数は「2〜3セット」から始めて、様子を見ながら増やす

筋トレを久しぶりに再開する際、ついセット数を増やしたり限界まで追い込みたくなるかもしれません。

しかし、ブランク明けの体は筋肉の出力や回復力だけでなくフォームを維持する感覚や集中力も落ちていることが多いです。

の状態で無理に多くのセットをこなそうとすると…

  • 疲労によってフォームが崩れる
  • 正しい軌道で動けず、狙った筋肉に効かせられない
  • 結果的に「頑張ったのに効果が出ない」トレーニングになってしまう

といった悪循環に陥りやすくなります。

そこで、まずは「各種目2〜3セット」にとどめ、動作の質をしっかり意識することが重要です。

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まずは「質」を重視、ボリュームは後からついてくる!

基本的なコンパウンド種目を中心に取り組もう

筋トレを再開する際は、多くの筋肉を一度に使う「コンパウンド種目(複合関節種目)」を中心に組むのがオススメです。

以下のような種目は一度に複数の筋肉を同時に鍛えることができるため、ブランク明けにぴったりです。

  • ベンチプレス(胸・肩・腕)
  • スクワット(脚・お尻・体幹)
  • デッドリフト(背中・脚・腕・体幹)
  • 懸垂(背中・腕・肩)

これらの種目は筋力や筋量の回復を効率的に進めるだけでなく、関節や腱の連動性を取り戻す効果も高いのが特徴です。

特にスクワットやデッドリフトは下半身だけでなく体幹の安定性も必要とされるため、全身をまんべんなく再調整するのに最適です。

筋トレ一年生

アイソレーション種目(単関節種目)はダメなの?

もちろん、ダンベルカールやレッグエクステンションのような「アイソレーション種目(単関節種目)」も有効です。

ただし、再開初期は狙った部位に効かせる感覚(マッスルコントロール)が鈍っていることも多く、いきなり細かい部位を狙うよりは、大きな筋群を動かす全身運動の中で感覚を取り戻す方が効果的です。

フォーム確認&ウォームアップは「いつも以上に丁寧に」が鉄則!

久しぶりに筋トレを再開する時は本番セットよりもウォーミングアップが大切と言っても過言ではありません。

再開直後は「感覚のズレ」や「動きの不安定さ」が出やすい

しばらく筋トレを休んでいた後は、以前できていたはずの動作でも違和感を感じやすくなります。

具体的には、

  • 可動域が狭くなっている
  • 筋肉の連動性が落ちている
  • フォームの細かい感覚が鈍っている

といった変化が起きやすくなっており、いきなり本番セットで負荷をかけるのはリスクが高いです。

こうしたズレを修正し、体の感覚を取り戻していくには、まずは軽い重量でフォームを丁寧にチェックすることがとても大切です。

正しいフォーム × 安全な動作で筋トレの効果を最大限に!

たとえ軽い重量でも、正しいフォームで行うことによって筋肉への刺激の質は格段に高まります。

逆に、フォームが崩れたまま無理に重い重量を扱うと以下のような問題が発生しやすくなります。

  • 狙った部位に効かない

重すぎる重量を扱うと動作が不安定になり、ターゲットとする筋肉に十分な刺激が入らなくなります。
例えば、スクワットでフォームが崩れると、脚やお尻の筋肉ではなく腰や膝に過度な負荷がかかることがあります。

  • 思わぬケガにつながる

正しい動作ができていない状態で重量を増やすと関節や腱に過度なストレスをかけ、負荷がかかるべき場所ではなく、ケガをしやすい部分に負担をかけてしまいます。

kth6

肩や膝、腰のケガは特に注意が必要です!

再開初期こそ「軽くても正確に」が筋トレ効果を最大化する近道です。
軽い重量で正しいフォームを意識し、動作の感覚を取り戻していくことが次に強度を上げるための土台となります。

まとめ「久しぶりの筋トレはより丁寧に!無理せず習慣化を意識しよう」

生活習慣の変化、ケガによる休養、モチベーションの低下…筋トレをお休みする理由は人それぞれだと思います。

僕自身もこれまで何度も、仕事の忙しさを理由に筋トレをやらなくなってしまったことがありました。
今では「まったく筋トレをしない」ということは減りましたが、それでもしっかり時間を取れないことはよくあります。

そんな中で、いざ再開した時に気合いが入りすぎて関節を痛めてしまったり、早く元の状態に戻したくて必要以上の重量を扱ってしまった結果、かえってまた筋トレを休まざるを得なくなったこともあります。

そんな経験を繰り返してようやく実感したのは
再開初期こそ無理をせず、丁寧に行うことが何よりも大切ということ。

焦らず段階を踏むことで結果的に最短ルートで戻れる、そしてまた習慣として筋トレを楽しめるようになる。
今回は、そんな自分の実体験をもとにこの記事を書いてみました。

少しでも「筋トレ、また始めようかな」と思っている方の後押しになれば嬉しいです。
これからまた、一緒に筋トレ、頑張っていきましょう!

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