バーンマシンって効果あるの?
バーンマシンという器具の存在を知っているけれど、実際にどう使うのか、どんな効果があるのか気になっている人も多いのではないでしょうか?
僕も最初は「本当に効果があるの?誇大広告じゃないの?」と疑っていましたが、2015年に初代バーンマシンを購入して以来すっかり気に入ってしまい、ずっと愛用しています。
そして今ではバーンマシンは筋トレに欠かせない器具の一つとなっており、買って良かったと思う筋トレ器具の一つです。
ここでは長年バーンマシンを愛用してきた筆者が、その使い方と効果について詳しくご紹介します。
- 上半身を効率良く鍛えられる
- バーンマシンで効果的に鍛えるコツ
- バーンマシンが適している人とそうでない人
- オススメは初代バーンマシン
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バーンマシンは上半身の筋肉をハードに鍛えられる筋トレ器具
腕だけを鍛えるものではないの?
バーンマシンを使うとボクシングのスピードバッグをパンチするような動作をするため、腕だけを鍛えるものだと思う人も多いかも知れません。
しかし、実際には腕だけでなく背中や腹筋、肩など、体幹部分も含めた上半身全体に負荷がかかるため、総合的な筋力トレーニングが可能です。
ここではバーンマシンを実際に使ってみて感じた、他の器具にはない特長を紹介します。
絶妙な重量設計
普段から筋トレをしている人にとって、5.5kg前後の重量は軽く感じるかもしれません。
しかし、バーンマシン特有の動作ではこの重量が非常に効果的で、バーンマシンのダンベルやバーベルで代用できない動作においてはこの5.5kgという重量で適切な負荷をかけられます。
重量が軽過ぎると腕は鍛えられるかもしれませんが、上半身全体のトレーニング効果は低くなります。
一方、重過ぎると動作が困難になり、トレーニングを継続するのが難しくなります。
そのため、バーンマシンの5.5kgという重量は本当によく考えられていると思います。
筋力だけでなく持久力も一緒に鍛えられる
バーンマシンは筋力だけでなく持久力も鍛えられる優れたトレーニング器具です。
胸の前で素早く回すだけでなく、少しスピードを落とし一定のペースで長時間回し続けることで有酸素運動としても活用できます。
また、サーキットトレーニングやHIIT、EMOMなどの高強度インターバルトレーニングにも対応できるため、トレーニングのバリエーションが広がります。
工夫次第で、さまざまなフィットネスプログラムに取り入れることができるでしょう。
もちろん回すだけでなくダンベルのようにも使えます!
直感的に扱えてケガしにくい
バーンマシンの大きな利点は使いやすさとケガのリスクの低さです。
ダンベルやバーベルなどのウェイトトレーニングでは正しいフォームを保つことが重要で、フォームが崩れるとケガの原因になります。
しかし、バーンマシンは直感的に使える上に安全性が高く、ハードに追い込んでもケガのリスクが低いため筋トレ初心者でも安心して使うことができます。
耐久性も申し分なし
バーンマシンは鉄鋼製(スチール)で作られており、非常に耐久性があります。
錆びを防ぐためには使用後に付着した汗を拭き取るなど最低限の対策が必要ですが、それだけで現在もほぼ劣化することなく使い続けられています。
ホコリが気になる場合は、隙間にスプレーを吹きかけると良いでしょう。
バーンマシンは六角レンチで中を開けることが可能ですが、私はこれまで大きな不具合を感じたことがないため分解したことはありません。
もしバーンマシンが回りづらくなったり、ホコリがたまってきたと感じたら、潤滑スプレーやエアダスターを使うのも一つの手です。
なお、バーンマシンにはクローム製の「バーンマシンゴールド」など素材が異なるバリエーションもあります。
商品選びの際には、仕様をよく確認して、自分の好みに合ったタイプを選ぶことをお勧めします。
バーンマシンで効果的に鍛えるコツ
ぐるぐる回せば良いだけじゃないの?
先述の通りバーンマシンの使い方はシンプルで直感的に扱えますが、より効果を高めるためにはいくつかのポイントがあります。
以下の2つのコツを意識することにより、負荷のかかり方が大きく変わります。
体幹を固定して上半身を揺らさない
バーンマシンを回すときは、体幹をしっかり固定して上半身を揺らさないように意識しましょう。
上半身を揺らしてしまうと負荷が逃げてしまい、バーンマシンの効果を十分に感じられなくなります。
バーンマシンの利点はダンベルやバーベルでは得られない、上半身の筋肉の連動による特異な負荷にあります。
腕の先だけでなく腕全体、肩甲骨まで意識を!
最低30秒以上は回し続けること
バーンマシンはハードな運動ですが、1セットあたり最低30秒は回し続けることを目標にしてください。
最初はフォームが崩れたり、回すスピードが落ちたりするかもしれませんが、それでも構いません。
これがクリアできたら、次はフォームを保ちながら30秒間回し続けることを目標にしてください。
その後、徐々に運動時間を1分程度まで伸ばしていくとさらに効果的なトレーニングが可能になります。
バーンマシンに関しては運動時間に慣れることが習慣化への近道!
バーンマシンが適している人とそうでない人
気になるんだけど、買って後悔しないかな?
「興味はあるけど、ちゃんと使い続けられるか心配…」という方もいるでしょう。
バーンマシンはダンベルやバーベルとは異なる負荷を提供するトレーニング器具で、筋トレ経験者でも新鮮な刺激を感じられる一方で、向いている人とそうでない人がいます。
ここでは、バーンマシンがどんな人に向いているかを解説します。
バーンマシンを買うべき人
省スペース・時短で鍛えたい初心者
特に筋トレ初心者の場合、バーンマシン1つでハードに追い込めるため、ケガのリスクが低い構造と合わせて効率的な筋肥大・筋力アップが可能です。
また、複数の筋肉を同時に鍛えられるので、トレーニング時間の短縮にもなります。
ダンベルやバーベルなどを揃えるスペースがない人にも適しており、手軽に使える点も魅力です。
トレーニングの時間があまり取れない人
バーンマシンは短時間で効果的なトレーニングができるため、忙しくてまとまった時間が取れない人にとっては効率的に筋トレができる便利なアイテムです。
また、初心者を卒業して負荷が物足りなくなっても筋トレ後の追い込みとして使えるので長く活用できます。
ダンベルやバーベルでの筋トレで苦手な部位がある人
バーンマシンは上半身全体に負荷をかけられる一方、持ち上げる角度や回転スピードによって効く部位が少し変わるのも魅力です。
そのため、ダンベルやバーベルでは鍛えにくい部位がある人にも適しています。
僕自身、肩のトレーニングが得意ではなかったため、バーンマシンは肩の筋肉を成長させるのに役立ちました。
バーンマシンを買わない方が良い人
バーンマシンはダンベルやバーベルなどと比べると価格が高めで、14,000円以上の価格帯が一般的です。
そのため、予算が限られている人や本格的なウェイトトレーニング器具をすでに持っている人には、必ずしも必要ないかもしれません。
また、バーンマシンは回す動作が基本となるため、特定のトレーニングスタイルにこだわりがある人には向いていない場合もあります。
僕自身は2015年に購入して以来長く使い続けられているため、価格に見合った価値を感じており良い買い物をしたと思っています。
バーンマシンの特徴が自分のニーズに合っているなら、購入を検討する価値は十分にあると思います。
バーンマシンの選び方
バーンマシンって種類多いじゃん。どれを買えば良いの?
僕が購入した2015年は無印のバーンマシンしかありませんでしたが、現在は公式から発売されている商品で計6種類のバーンマシンがあります。
ここでは失敗しないバーンマシンの選び方を解説しますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
初心者から中級者の男性は初代バーンマシンがベスト
筋肥大させたい筋トレ初心者から中級者の男性は初代バーンマシンが最もオススメです。
筋トレ初心者の人は軽量タイプや重量調整ができるタイプを選びたくなるかもしれませんが、初代バーンマシンの5.5kgという絶妙な重量により初心者の方でも長く続けられる設計となっています。
最初はハードに感じるかもしれませんが、続けていれば必ず扱えるようになります!
女性は軽量タイプのスマートバーンマシンがおすすめ
シェイプアップを目的とした女性にはスマートバーンマシンがおすすめです。
スマートバーンマシンは約1.8kgの軽量タイプで扱いやすく、女性のウェイトトレーニングからHIITなどのサーキットトレーニングまで幅広いエクササイズに対応できます。
軽量でもかなりハードな運動なので覚悟が必要!
特に自宅メインで筋トレを頑張っている女性の方には使用用途がマッチするはすです。
バーンマシン2やバーンマシンゴールドを検討している方は慎重に
筋トレ経験が長い方は「5.5kgでは物足りないから、もっと重いバーンマシンを選ぼう」と考えるかもしれません。
特にバーンマシン2とバーンマシンゴールドは、重量調整が可能で上級者向けのアイテムです。
しかし、この2つの商品は使う人を選ぶ商品であるため、買う前に慎重に検討するべきです。
まずバーンマシン2は重量調整が可能な商品ですが、最大重量が3.7kgと上限がやや低めです。
これが初代バーンマシンと同じ5.5kgで設計されていれば迷わずこれ!と言いたいところですが、筋肥大目的で長く使いたいなら初代バーンマシンの方が安定した選択肢と言えます。
バーンマシンゴールドは5.5~6.34kgまで重量調整ができる上級者向けの商品です。
大半の人なら5.5kgで十分効果を感じられ、特に初心者の方がバーンマシンを選んでしまうと上手く扱い切れず放置してしまうという可能性も考えられるので購入前に慎重に検討しましょう。
バーンマシン2とバーンマシンゴールドは時々値下がりしていますが、十分に検討してから買うことをオススメします。
まとめ「5.5kgでも超ハード。初心者の自宅トレーニーには特にオススメ」
この記事では「購入前によく検討を!」と書いていますが、実を言うと僕は筋トレ初心者の頃に深く考えず初代バーンマシンを購入しました(笑)。
最初は10秒回すのも一苦労で、時短トレーニングとはいえまるで修行のように感じました。
もちろん最初は10秒回すのもキツくて、いくら時短トレーニングとはいえ苦行としか思えませんでした。
でも不思議なもので、諦めずやり続けていると自然とできるようになるんですよね。
これは記事の中でも書きましたが、フォームの習得に神経を使わなくて良いことが大きく関わっていると思います。
特に、格闘家のような引き締まった細マッチョ体型を目指している筋トレ初心者には、バーンマシンは理想に近づけるアイテムかもしれません。
短時間で上半身を効率的に鍛えたい人にとっては、とても便利な器具です。
初心者でもトライしやすいバーンマシン、ぜひ試してみてください!
きっと、トレーニングルーティンに新しい刺激を加えることができると思います。